
院長:小瀬お気軽にご相談ください!

院長:小瀬お気軽にご相談ください!
こんにちは、高山で接骨院をしている小瀬です。朝、指を握ろうとして「あれ、なんだか動かしにくいな」と感じたことはありませんか?
指の関節がぷっくり腫れてくると、ブシャール結節とへバーデン結節はどう違うのかと迷う方が本当に多いです。
私と同じ世代の方からも、毎月のようにご相談をいただきます。今日は違いの見分け方と、毎日の過ごし方を私なりにお話ししますね。



指のお悩みは我慢せずに、まず違いを知るところから始めましょう
ふたつの病名は似ていて、ややこしいですよね。ここでは、それぞれがどこに起こるのか、どんな見た目になるのかを整理します。先に結論を知っておくと、ご自分の指を見比べやすくなりますよ。
爪のすぐ下にある関節、いわゆる第1関節に起こるのがへバーデン結節です。専門的にはDIP関節と呼びます。
関節が赤く腫れたり、骨がこぶのように盛り上がったりします。進むと指先が横に曲がって見えることもあります。
指の真ん中にある第2関節に起こるのがブシャール結節です。こちらはPIP関節といいます。
第2関節は、箸を持つ、ペンを握る、包丁を使うなど、毎日何度も曲げ伸ばしする場所です。そのため、腫れてくると生活のしづらさをはっきり感じやすいのです。
それぞれの特徴を、ひと目で比べられるように表にしました。
| 項目 | へバーデン結節 | ブシャール結節 |
|---|---|---|
| 起こる場所 | 第1関節(指先側) | 第2関節(指の真ん中) |
| 専門的な呼び方 | DIP関節 | PIP関節 |
| 多い年代と性別 | 40代以降の女性 | 40代以降の女性 |
| 見た目の特徴 | 骨のこぶ、指先の曲がり | 関節のぷっくりした腫れ |
| 病気の性質 | 変形性関節症 | 変形性関節症 |
表のとおり、場所以外はほとんど共通しています。ですから、違いは関節の場所だけで、どちらも同じ仲間の変形性関節症と覚えていただければ大丈夫です。
実際には、両方が同じ手に出ている方も珍しくありません。「自分はどっちだろう」と深く悩まなくて大丈夫ですよ。
「手は毎日使うけれど、なぜ指だけ?」と不思議に思いますよね。ここでは、指の関節に変化が出る背景を、できるだけやさしい言葉でお伝えします。原因がひとつではないことを知ると、対処の考え方も変わってきます。
関節の骨の端は、軟骨というクッションで守られています。この軟骨は年齢とともに少しずつすり減っていきます。
とくに40代から50代にかけては、女性ホルモンの分泌が大きく変わる時期です。同世代の女性に多いのは、このことが関わっていると考えられています。
家事や仕事で指先をよく使う方は、関節への負担が積み重なります。お母さんやおばあさんにも似た指の変形があった、という方も多いですね。
ただ、原因は人によってさまざまで、いくつかが重なって起こるというのが、私が長く診てきた実感です。
ここからは、私の臨床での考え方になります。指の関節のまわりには、筋肉を包む筋膜という薄い膜が張りめぐらされています。
腕や肩、さらに身体全体の重心が傾くと、筋膜がつっぱって、指の関節に余計な力がかかり続けることがあります。
湿布や痛み止めで一時的に楽になっても、また痛みが戻る方は、指だけでなく身体全体のバランスが関わっているかもしれません。
指の関節が腫れると、いちばん心配になるのが関節リウマチではないでしょうか。見分けがつかないまま不安を抱えるのは、とてもつらいことです。ここでは、チェックの目安と、受診のタイミングをお伝えします。
リウマチは、左右の複数の関節に同時に症状が出やすく、朝のこわばりが長く続くのが特徴とされています。
一方、今回お話ししている結節は、特定の関節にじわじわ変化が出ます。もちろん自己判断は禁物で、気になる場合は血液検査やレントゲンのできる整形外科で一度確認することが大切です。
急に腫れが強くなった、熱を持って赤い、水ぶくれのようなふくらみが破れそう、そんなときは先に医療機関へ行ってください。
検査で「大きな問題はありません」と言われたあとの、痛みや動かしにくさのケアは、私たちのような治療院がお役に立てる部分です。
指の関節にやさしく付き合うコツは、特別なことではありません。毎日の動作を少し見直すだけで、指の負担はぐっと減ります。無理なく続けられる範囲で、できそうなものから試してみてくださいね。
ペットボトルのふたは、指先でひねらず、手のひら全体で包んで回してみてください。重い鍋は、指先ではなく両手でしっかり支えます。
痛みを我慢して編み物や裁縫を続けるのも、あまりおすすめしません。少し休憩をはさむだけでも、翌朝の楽さが違ってきます。
入浴中やお湯の中で、ゆっくり指を握ったり開いたりしてみてください。血のめぐりがよくなり、朝のこわばりをやわらげやすくなります。
強くもんだり、痛む関節を無理に引っぱったりするのは逆効果になることがあります。「気持ちいい」と感じる範囲で十分ですよ。
当院では指だけを見るのではなく、身体全体のバランスから原因を探ります。ここでは、どんな流れで施術を進めるのか、そして私がなぜそうした考え方に至ったのかを、少しだけお話しします。
私は開業した頃、保険を使って痛い場所だけを治療していました。けれど、痛みをぶり返す患者さんが何人もいらっしゃったのです。
そこで治療技術を一から学び直し、物理学の理論と筋膜の理論を軸にした、独自の評価法と治療法にたどり着きました。
当院の施術は、ボキボキ鳴らしたり、強くもみほぐしたりしません。ソフトな刺激で、関節や筋膜の状態を整えていきます。
刺激に弱い方や、初めての整体で不安な方にも、安心して受けていただけます。高山市外の、50キロ以上離れた地域から通ってくださる方もいらっしゃいます。
初回は、問診と検査、わかりやすい説明にしっかり時間をいただきます。そのため、初診は1日2名までとしています。ご予約はお早めにどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。最後に、今日いちばんお伝えしたかったことをまとめますね。
ふたつの違いは、第1関節か第2関節かという場所だけです。どちらも関節の軟骨がすり減る変形性関節症で、40代以降の女性に多く見られます。
名前の違いにこだわるよりも、リウマチなどの病気が隠れていないかを確認すること、そして指に負担をかけ続けない身体づくりを始めることのほうが、ずっと大切だと私は考えています。
「歳のせいだから仕方ない」と、あきらめてしまわないでください。あなたが好きな編み物も、家族のための料理も、できるだけ長く楽しんでほしいのです。
病院で「様子を見ましょう」と言われた、痛み止めだけでは不安、そんなときは、どうか一人で抱え込まずに声をかけてください。いつでも、あなたの力になりますよ。

