乗り物酔い

乗り物酔いとは

乗り物酔いとは、車、バス、電車、船、飛行機などの乗り物に乗った際に生じる、吐き気、めまい、頭痛、冷や汗などの不快な症状の総称です。医学的には「動揺病」とも呼ばれています。

症状は比較的急に始まることがあります。典型的な症状としては、吐き気、嘔吐、腹部の漠然とした不快感があり、顔色が青白くなって、急に冷や汗をかき始めることもあります。乗り物の揺れや不規則な加速・減速により、内耳の平衡感覚器官と目からの視覚情報に食い違いが生じることで、脳が混乱し自律神経系に異常な反応が起こることが原因とされています。

乗り物酔いを放置すると、移動に対する恐怖心や不安感が徐々に強くなり、外出や旅行を避けるようになってしまいます。仕事で移動が必要な場合、パフォーマンスの低下や職業選択の制限につながる可能性があります。家族との時間や友人との交流機会が減少し、社会的な孤立感を感じることもあります。

繰り返す嘔吐により脱水症状や電解質バランスの乱れを引き起こし、体力や免疫力の低下につながることもあります。酔い止め薬への依存が強くなり、薬の副作用による眠気や集中力低下が日常生活に支障をきたします。最悪の場合、移動手段が極端に制限され、生活の質が大幅に低下し、うつ状態や不安感に繋がる恐れもあります。

リラクゼーション的なマッサージでは乗り物酔いが根本的に改善することは難しく、繰り返す症状や慢性的に乗り物酔いの自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

乗り物酔いの原因

開院以来、当院には乗り物酔いでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、乗り物酔いの原因はひとつではないということです。

乗り物酔いの原因として次のものが挙げられます。

乗り物酔いはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、内耳の三半規管や耳石器が感知する加速度情報と、目からの視覚情報、体からの感覚情報に食い違いが生じることで、脳が混乱状態に陥り自律神経系の異常反応を引き起こします。また思春期や精神的ストレス、体調不良により自律神経が不安定になることで、乗り物の揺れに対する過敏性が高まります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。乗り物酔いでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

乗り物酔いへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

眠気や集中力低下などの副作用が現れることが多く、仕事や学習に支障をきたす場合があります。また根本的な解決にはならず、薬への依存性が生じる可能性もあります。

生活指導・漸進的暴露療法・心理療法

個人の生活スタイルや移動手段の制約により、指導内容を実践することが困難な場合があります。また、時間と根気が必要で、治療過程で一時的に症状が悪化することがあり、継続が困難になる場合があります。

効果が現れるまでに時間がかかり、症状の改善には個人差が大きく、すべての患者に有効とは限りません。

乗り物酔いを改善するために

まずはあなたの乗り物酔いの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院では乗り物酔いの根本的な原因を突き止めるため、5種類の独自検査を行っています。単なる症状の抑制ではなく、自律神経のバランスを整え、身体全体の調和を図ることで、乗り物酔いしにくい体質への改善を目指します。

物理学理論と筋膜理論を軸とした独自の評価法により、個々の患者様の状態に合わせた完全オーダーメイドの治療を提供しています。超ソフトな施術でありながら、改善を実感できる治療技術は、多くの患者様にご満足いただいております。

当院の特徴

国家資格である柔道整復師の資格を持つ院長が、30年以上の臨床経験をもとに、問診から施術まで全て担当いたします。初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

5種類の独自検査により、重心の左右差、回旋動作の分析、関節可動域、神経検査等を詳細に行い、不調の原因を特定していきます。検査結果に基づいた最適な治療計画により、最短での改善へと導きます。

完全予約制のため待ち時間がなく、院内は常に清潔に保たれています。女性スタッフも在籍しており、どなたでも安心してお越しいただけます。

乗り物酔いのQ＆A

乗り物酔いは自然に治りますか？

成長とともに自律神経が安定し、体のバランス感覚が発達することで、多くの場合は自然に改善します。しかし大人になっても続く場合は、適切な治療や生活習慣の改善が必要です。

乗り物酔いの人がやってはいけないことは？

乗車中の読書やスマートフォン操作、空腹や食べ過ぎの状態での乗車、睡眠不足や体調不良時の移動は症状を悪化させるため避けるべきです。

なぜ大人になっても乗り物酔いが続くのですか？

精神的ストレス、自律神経の乱れ、過去のトラウマ、体質的な要因などが複合的に作用することで、大人になっても症状が持続することがあります。

乗り物酔いと内耳の病気の違いは何ですか？

乗り物酔いは健康な人でも起こる生理的反応ですが、内耳疾患は器質的な異常による持続的なめまいや聴力障害を伴うことが特徴的な違いです。

酔い止め薬を毎回飲んでも体に害はありませんか？

一般的な酔い止め薬は比較的安全ですが、長期連用により耐性や依存性が生じる可能性があり、根本的な解決を目指すことが重要です。

乗り物酔いは遺伝しますか？

体質的な要素はありますが、環境因子や学習要素も大きく関与しており、遺伝だけでは決定されません。適切な対処により改善は十分可能です。

どの診療科を受診すればよいですか？

まずは耳鼻咽喉科での相談をお勧めします。必要に応じて神経内科や心療内科への紹介も検討され、総合的な診断と治療が可能です。

乗り物酔いの根本的な治療法はありますか？

薬物治療は対症療法であり、根本的改善には体のバランス機能の向上、自律神経の安定化、心理的要因の改善など多角的なアプローチが効果的です。

乗り物酔いしやすい体質は改善できますか？

適切な治療と生活習慣の改善により、多くの場合で症状の軽減や改善が可能です。個人差はありますが、諦める必要はありません。

急に乗り物酔いするようになったのは病気のサインですか？

急激な症状の変化は内耳疾患や脳の異常の可能性もあるため、早期に専門医での診察を受けることをお勧めします。

乗り物酔いで悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の治療により乗り物酔いが改善されると、これまで制限されていた移動が自由になり、人生の可能性が大きく広がります。薬に頼らない根本的な改善で、本当の意味での健康な生活を取り戻してください。

乗り物酔いは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。