肩関節周囲炎

肩関節周囲炎とは

肩関節周囲炎とは、主に加齢によって肩の関節とその周りの組織に炎症が起こり、肩の痛みと動きの制限が生じる症状の総称です。40代で発症すれば四十肩、50代で発症すれば五十肩と呼ばれ、肩関節を構成する筋肉、靭帯、関節包などの組織が炎症を起こすことで、肩を上げる、回すといった動作が困難になります。

厚生労働省の2019年国民生活基礎調査によると、肩周囲の愁訴は男性で第2位、女性で第1位となっており、多くの方が肩の痛みに悩まされています。肩関節周囲炎の有病率は全人口の2～5％とされており、これは20人から50人に1人の割合で経験する計算になります。特に糖尿病をお持ちの方では発症確率が高くなり、有病率は10～20％と、糖尿病がない方と比較して4～10倍程度高くなることが報告されています。

肩関節周囲炎を放置すると、痛みの慢性化と悪化により症状がさらに悪化する可能性があります。夜間痛が強くなり、睡眠の質が著しく低下することもあります。肩の可動域が徐々に制限され、腕を上げたり後ろに回したりする動作が困難になります。放置すると肩関節の周囲が癒着して関節の動きが悪くなる場合もあります。

痛みや可動域制限により肩や腕の筋肉を使う機会が減少し、筋力が低下します。適切な治療を受けない場合、長期的な機能障害を引き起こし、肩の動きが永久的に制限されることがあります。肩の問題が長引くと、姿勢の悪化や他の関節への負担が増え、首や背中の痛みなど他の部位にも問題が波及する可能性があります。

リラクゼーション的なマッサージでは肩関節周囲炎が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に肩関節周囲炎の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

肩関節周囲炎の原因

開院以来、当院には肩関節周囲炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩関節周囲炎の原因はひとつではないということです。

肩関節周囲炎の原因として次のものが挙げられます。

肩関節周囲炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩関節周囲の軟部組織の炎症や可動域減少、筋肉・筋膜の緊張などが発生し、肩関節周囲炎が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。肩関節周囲炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩関節周囲炎への対応として、次のようなものが一般的です。

消炎鎮痛薬治療

肩関節周囲炎の一部は通常の消炎鎮痛剤が効きにくく、胃腸障害などの副作用のリスクがあります。長期使用による依存性や根本的な解決にはならない点も課題です。

注射治療

注射部位の感染や内出血のリスクがあり、ステロイド注射では血糖値上昇や腱の脆弱化が問題となる場合があります。効果が一時的で根本治療ではありません。

物理療法

効果に個人差があり、継続的な通院が必要で時間とコストがかかります。症状によっては効果が限定的な場合があります。

運動療法（リハビリテーション）

過剰な負荷や無理な動きは痛み・炎症の再発原因となるため、専門家の指導が必要です。継続性が求められ、自己判断で行うと悪化のリスクがあります。

手術治療

手術には感染や神経損傷などのリスクが伴い、完全な回復の保証はありません。入院や長期のリハビリが必要で、日常生活への復帰に時間がかかります。

肩関節周囲炎を改善するために

まずはあなたの肩関節周囲炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院では肩関節周囲炎の改善のために、まず5種類の独自検査で現在の状態を詳しく調べます。重心の左右差・回旋動作の分析・関節可動域・神経検査等の複数の検査で、肩関節周囲炎の根本的な原因を特定していきます。

物理学理論と筋膜理論を軸とした独自の評価法と治療法により、患者様お一人お一人の状態に合わせた完全オーダーメイドの治療を提供します。それぞれの不調の原因に的確にアプローチする画期的な治療システムで、これまで200,000件を超える施術実績を生み出してきました。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院の院長は厚生労働省指定の専門学校で3年間の教育を履修し、柔道整復師の国家資格を持っています。30年を超える臨床経験に裏打ちされた確かな技術で、問診から施術まで全て院長が担当します。5種類の独自検査により、重心の左右差・回旋動作の分析・関節可動域・神経検査等を行い、肩関節周囲炎の不調の原因を特定していきます。

ソフトな施術でありながら効果を実感できる治療が特徴で、地元高山以外の50キロ以上離れた地区からも通院する人がいるほどです。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肩関節周囲炎のQ＆A

肩関節周囲炎は自然に治りますか？

肩関節周囲炎は自然治癒するケースもありますが、約40％の方は症状が3年以上残るという調査結果があります。適切な治療により症状改善と治療期間短縮が期待できるため、早期の専門的治療をお勧めします。

肩関節周囲炎の人がやってはいけないことは？

痛みが強い炎症期に無理やり動かすことは避けてください。また完全に固定することも関節の拘縮を促進するため危険です。痛みの出ない範囲で軽い日常動作を維持することが大切です。

四十肩と五十肩に違いはありますか？

四十肩と五十肩は発症年代による呼び方の違いで、症状や病態に本質的な違いはありません。どちらも肩関節周囲炎という同じ疾患です。40代で発症すれば四十肩、50代なら五十肩と呼ばれます。

どのくらいの期間で治りますか？

個人差がありますが、一般的に数ヶ月から2年程度かかります。急性期、慢性期、回復期の3段階を経て回復し、適切な治療により期間短縮が可能です。早期治療開始が重要なポイントです。

両肩同時に発症することはありますか？

左右どちらか一方に起こることが多いのですが、まれに両方に起こるケースもあります。片側が治った後に反対側に発症する場合や、同時期に両側に症状が現れる場合があります。

手術をしなくても完治しますか？

ほとんどの場合、保存的治療（手術以外の治療）で改善が見込めます。消炎鎮痛薬、注射、リハビリテーションなどを組み合わせた治療で症状改善が期待できるため、まずは保存的治療を試されることをお勧めします。

肩関節周囲炎で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体と肩関節周囲炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節周囲炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。肩関節周囲炎でお悩みの方は、一人で抱え込まずに当院にご相談ください。30年を超える経験と独自の治療システムで、あなたの笑顔を取り戻すお手伝いをいたします。つらいときは我慢せず、お気軽にお越しください。