産後の腰痛

産後の腰痛とは

産後の腰痛は、出産により骨盤周辺の靭帯や筋肉が緩んだり、姿勢や筋力の変化で腰に痛みを感じる状態を指します。特に育児での抱っこや授乳など、日常動作で腰にかかる負担が増えることで悪化しやすいです。

妊婦および褥婦における腰痛の実態調査によれば、産後女性の約38.5％が腰痛に悩んでいるとされています。全国で見ると推定で数十万人規模の産後女性が影響を受けていると考えられます。

産後の腰痛を放置すると、腰痛が慢性化し日常生活や育児が困難になります。骨盤の歪みが悪化し、体全体のバランスが崩れることで姿勢が悪化し、肩こりや首の痛みなども引き起こします。

痛みを避けるための不自然な姿勢が他の関節に負担をかけ、さらなる痛みを生み出します。最悪の場合、長期間の慢性腰痛やぎっくり腰を繰り返す可能性があり、育児や家事に大きな支障をきたすことになります。

リラクゼーション的なマッサージでは産後の腰痛が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に産後の腰痛の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

産後の腰痛の原因

開院以来、当院には産後の腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、産後の腰痛の原因はひとつではないということです。

産後の腰痛の原因として次のものが挙げられます。

産後の腰痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、産後はリラキシンホルモンの影響で骨盤の関節や靭帯が緩み、腰痛が起こりやすくなります。出産で骨盤が開き、その戻りが遅れることで腰に負担がかかり、妊娠や出産、育児で腹筋や背筋の筋力が低下し、腰への負担が増大します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。産後の腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

理学療法（運動療法）

継続的な努力や専門家のサポートが必要で、自己流では悪化する恐れもあります。

薬物療法

副作用や効き目の個人差があり、長期間使用は望ましくありません。

コルセット装着

長期装着は筋力低下や依存の恐れがあります。

外科的手術

侵襲性が高くリスクを伴い、回復期間が長くなることがあります。

婦人科的診察

診察で異常があっても手術や強い薬の治療が必要な場合があります。

産後の腰痛を改善するために

まずはあなたの産後の腰痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、産後の腰痛の原因がどこにあるのかを探ります。

腰部の筋緊張や股関節の動きが悪くても、患部だけに注目するのではなく、関連する筋膜や股関節、骨盤の動き、さらには背中や足の筋肉のアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

産後の腰痛のQ＆A

産後の腰痛は自然に治りますか？

産後の腰痛は自然に治る場合もありますが、適切なケアをせず放置すると慢性化することが多いので注意が必要です。

産後の腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持ち上げたり無理な姿勢を避け、疲れをためすぎないようにすることが大切です。

骨盤ベルトは効果がありますか？

骨盤ベルトは腰の負担を軽減し、安定させる効果が期待できますが、長時間の装着は避けるべきです。

授乳姿勢で腰が痛いときの対処法は？

授乳時は姿勢を工夫し、抱っこの際は体重を均等に分散させることが大切です。

薬や湿布が効かない場合はどうすればいい？

薬や湿布が効かない場合は、専門の治療院や医師に相談することをおすすめします。

どの科に受診すればよいですか？

産後の腰痛なら産婦人科や整形外科、接骨院など専門家の診察が適切です。

腹筋トレーニングは効果的ですか？

腹筋トレーニングは効果的ですが、自己流は避け専門家の指導を受けるべきです。

産後の腰痛と更年期障害は関係ありますか？

更年期障害はホルモンの変化による体調不良ですが、産後の腰痛とは原因が異なります。

産後しばらく腰痛が続く理由は？

産後しばらく腰痛が続くのは骨盤や靭帯の回復期間が長いためで、無理せずケアが必要です。

腰痛が悪化したらどうすればいい？

腰痛が悪化したら早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

産後の腰痛で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体と産後の腰痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

産後の腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。育児で忙しい毎日だからこそ、身体の痛みから解放されて笑顔で過ごしていただきたいと考えています。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。