思春期特発性側弯症

思春期特発性側弯症とは

思春期特発性側弯症とは、10歳以降の成長期に発症する、背骨が横に曲がりながらねじれも生じる疾患です。

「特発性」とは原因がはっきりしないという意味で、遺伝的要因や成長期の急激な身体変化が関係していると考えられています。主に女の子に多く見られ、身長が急激に伸びる時期に進行しやすいのが特徴です。

日本人においても人口の2～3％が発症し、側弯の学校検診が学校保健法で義務付けられています。10度を超える側弯症は全体の2-3％、20度以上で0.3-0.5％、30度以上で0.1-0.3％、40度以上は0.1％未満とされています。思春期特発性側弯症では女児が男児の5-8倍多く、側弯の程度が大きくなると女児の割合がさらに増加します。

軽度の場合は日常生活にほとんど支障はありませんが、放置して進行すると深刻な問題が生じます。

カーブが大きくなると外見上の非対称性が目立つようになり、患者が自分の体形に対してマイナスイメージを持つようになります。痛みについては、側弯症では痛みを有する者は側弯のない者に比べ約2倍の頻度で、子供のころの側弯症が大人になってから痛みと関連する可能性が示唆されています。

最悪の場合、100度を超すと呼吸器への悪影響が危惧されます。胸郭が著しく変形することで肺機能が低下し、肺や心臓に重大な合併症を引き起こすことにもなります。将来にわたって健康で活動的な生活を送るためにも、早期の適切な対応が重要です。

リラクゼーション的なマッサージでは思春期特発性側弯症が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に思春期特発性側弯症の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

思春期特発性側弯症の原因

開院以来、当院には思春期特発性側弯症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、思春期特発性側弯症の原因はひとつではないということです。

思春期特発性側弯症の原因として次のものが挙げられます。

思春期特発性側弯症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、背骨の横方向への曲がりとねじれが生じ、肋骨や肩甲骨の非対称性などが発生し、外見上の変化や痛みが生じます。それは人によって違い、単に姿勢を正すだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。思春期特発性側弯症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

思春期特発性側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

進行を防ぐ積極的な治療ではないため、患者や家族の不安が続き、心理的負担が大きくなる場合があります。

装具療法

数年にわたる治療が必要で、1日12-18時間以上の装着が推奨されるため、子供にも親御さんにも大変ストレスとなります。スポーツや習い事に制限が生じる可能性があります。

手術療法

3-6時間程度の大きな手術となり、合併症率は8.1％で、神経障害、感染、インストゥルメンテーション障害などのリスクがあります。術後長期にわたる影響も考慮が必要です。

運動療法

効果が科学的に十分検証されておらず、専門医による定期的な診察は必須となります。

継続的な実施が不可欠なため、患者の意欲と時間的余裕が求められます。

思春期特発性側弯症を改善するために

まずはあなたの思春期特発性側弯症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、思春期特発性側弯症の原因がどこにあるのかを探ります。

背骨の曲がりや筋肉のバランスが悪くても、患部だけに注目するのではなく、関連する筋膜や骨盤の動き、さらには肩甲骨や股関節の動きのアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の5種類の独自検査により、重心の偏りや回旋動作の制限を詳細に分析し、最適な施術プランを立てていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

装具治療を避けたい方や手術に不安を感じている方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

思春期特発性側弯症のQ＆A

思春期特発性側弯症は自然に治りますか？

真の側弯症であれば自然治癒することはありません。乳児期発症のみ自然治癒の可能性がありますが、思春期発症では適切な治療が必要です。しかし当院では多くの方が体のバランスを整えることで症状の改善を実感されています。

思春期特発性側弯症の人がやってはいけないことは？

特別な禁止事項はありませんが、急激に進行することがあるため定期的な専門医の診察を受けることが最も重要です。当院では日常生活での注意点も含めて丁寧にアドバイスいたします。

装具治療はどのくらいの期間続ける必要がありますか？

骨成長が終了するまでが基本で、身長の伸びや骨成熟度を参考に装具をはずす時間を徐々に延ばしていきます。当院では装具に頼らない根本的なアプローチを目指しています。

手術以外で側弯の進行を止める方法はありますか？

装具療法が科学的に進行抑制効果が証明されている唯一の保存治療法です。当院では独自のバランス整体により、多くの方が進行の抑制や症状の改善を実感されています。

遺伝するので兄弟姉妹も発症する可能性が高いですか？

はっきりとした遺伝様式はありませんが、家族内発症のリスクは一般より高いため、定期的なチェックが推奨されます。早期発見・早期対応が何より大切です。

姿勢を正せば側弯症の進行を防げますか？

姿勢を正すことは大切ですが、真の側弯症の進行を防ぐことはできません。当院では根本的な体のバランス調整により、より効果的なアプローチを行います。

スポーツや部活動を続けても大丈夫でしょうか？

軽度から中等度であれば多くの場合問題ありませんが、装具治療中は制限が生じる場合があります。当院では好きなスポーツを続けながら改善を目指すサポートをいたします。

痛みがないのに治療は本当に必要ですか？

進行すると外見上の問題や将来的な痛み、呼吸機能への影響が懸念されるため、痛みがなくても治療が重要です。早期対応により将来のリスクを大幅に軽減できます。

思春期特発性側弯症で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体と思春期特発性側弯症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

思春期特発性側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。