シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントとは、すねの内側にある脛骨（けいこつ）に沿って発生する炎症性の痛みです。主にランニングやジャンプ動作の繰り返しによって、筋肉が骨膜を引っ張ることで微小損傷が生じ、灼熱感を伴う鈍痛が特徴です。陸上競技者や市民ランナーに多く見られるスポーツ障害の一種です。

厚生労働省の調査によると、国内のランニング人口は約900万人と推計されています。シンスプリントはランナーの20～50％が経験するとされ、特に10代～30代の男性に多く、年間50万～100万人が発症していると推定されます。競技レベルが高いアスリートほど発症率が高く、部活動中の学生の約15％が悩んでいるとの報告もあります。

腸脛靭帯炎を放置すると、まず軽い痛みや違和感から始まりますが、適切なケアを行わないと痛みが次第に慢性化し、膝を動かすたびに鋭い痛みを感じるようになります。

初期段階では運動後に痛みが発生しますが、休むと消失します。しかし、運動を続けていると次第に疼痛は増強して、簡単に消失しなくなってきます。最悪の場合、スポーツや運動を続けることが困難になり、運動を続けられなくなることで筋力が衰え、腸脛靭帯への負担がさらに増す悪循環に陥ることもあります。

リラクゼーション的なマッサージでは腸脛靭帯炎が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に腸脛靭帯炎の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

シンスプリントの原因

開院以来、当院にはシンスプリントでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、シンスプリントの原因はひとつではないということです。

シンスプリントの原因として次のものが挙げられます。

シンスプリントは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、ランニング等でスネの筋肉が骨膜を牽引し骨膜に負担がかかり炎症が生じることです。オーバーユース（使いすぎ）、筋力不足、柔軟性不足、運動フォームの乱れ、重心バランスの崩れ、硬い路面での走行なども発症リスクを高めます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。シンスプリントは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シンスプリントへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用により胃腸障害や肝・腎機能低下などの副作用リスクがあります。また、根本的な原因を解消するわけではないため、症状の一時的な緩和にとどまることが多いです。依存性のある薬剤は長期使用に注意が必要です。

運動療法・理学療法

即効性がなく、効果が現れるまでに時間を要します。また、不適切な運動は症状を悪化させるリスクがあり、個人で行う場合は正しい方法を習得する必要があります。

継続的な実施が不可欠なため、患者の意欲と時間的余裕が求められます。

シンスプリントを改善するために

まずはあなたのシンスプリントの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、腸脛靭帯炎に至った原因がどこにあるのかを探ります。

下腿部の筋緊張や足関節の動きが悪くても、患部だけに注目するのではなく、関連する筋膜や股関節、骨盤の動き、さらには背中や足の筋肉のアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院でシンスプリントが改善する理由

シンスプリントの改善には現在の身体全体の状態を把握することが最も重要です。外力で負傷した以外の痛みは日常生活動作の動きで作られているからです。身体を構成している骨、筋肉はほぼ左右対称のため、使えている筋肉、使えていない筋肉の差をなくすことで痛みの改善につながります。

当院では身体の変化や波を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

身体のバランスの見極めをすることで治療箇所を明確にし、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。シンスプリントは専門家である当院にお任せください

シンスプリントのQ＆A

シンスプリントは自然に治りますか？

軽症例では2～4週間の安静とアイシングで改善可能です。ただし、再発防止には下肢アライメント調整が必須です。

痛みがある時に行ってはいけない動作は？

コンクリートでのダッシュや急な方向転換は炎症を悪化させます。階段昇降は手すりを使い片足負荷を分散させてください。

インソールやサポーターは有効ですか？

症状の軽減には一定の効果がありますが、根本的な改善には至りません。重心軸の調整により体のバランスを整えることで、これらの補助具に頼らない状態を目指せます。

再発を防ぐ方法はありますか？

根本原因である重心軸のズレを改善し、正しい体の使い方を身につけることが最も効果的な再発防止策です。定期的なメンテナンスも重要です。

腸脛靭帯炎で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体とシンスプリントは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

シンスプリントは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。