オスグッド

オスグッド病とは

オスグッド病は、成長期の子どもに多く見られる膝の障害で、特に膝の下の骨（脛骨粗面）が太ももの前の筋肉によって繰り返し引っ張られ、痛みや腫れ、隆起が生じる状態です。

主にスポーツをする10〜15歳の子どもに起こりやすく、膝を曲げ伸ばしする動作で痛みが強くなります。厚生労働省の調査によると、スポーツ関連の膝の痛みを訴える成長期の子どもの約30%がオスグッド病と診断されており、日本では年間約10万人の子どもがこの症状に悩んでいます。

オスグッド病を放置した場合、膝の痛みが慢性化し、正座や階段の昇降が困難になります。さらに膝の骨が変形して足の見た目が悪くなる可能性もあります。痛みが日常生活に支障をきたし、スポーツや活動が続けられなくなることで、学校生活にも大きな影響を与えます。

慢性的な痛みから睡眠障害や精神的なストレスが増し、集中力の低下や学習意欲の減退につながることもあります。重症化すると手術が必要になるケースもあるため、早期の適切な対処が重要です。

リラクゼーション的なマッサージではオスグッド病が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的にオスグッド病の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

オスグッド病の原因

開院以来、当院にはオスグッド病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、オスグッド病の原因はひとつではないということです。

オスグッド病の原因として次のものが挙げられます。

オスグッド病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、太ももの前の筋肉が膝の骨を強く引っ張ることで炎症が起き、痛みや腫れが発生します。それは人によって違い、単に患部を休ませるだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。オスグッド病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

オスグッド病への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の運動制限が技術低下やモチベーションの低下を招く可能性があります。スポーツを愛する子どもにとって、活動を制限されることは精神的な負担も大きくなります。

アイシング

過度に冷やすと血流が悪くなり、成長期の子どもの発育に悪影響を及ぼすことがあります。また根本的な治療ではないため、一時的な効果にとどまることが多いです。

ストレッチ・運動療法

強い負荷や誤った方法で行うと、症状の悪化につながる可能性があります。個人で適切な方法を継続することが難しく、専門的な指導が不可欠です。

サポーターやテーピング

根本的な治療ではなく、外すと症状が再発することがあります。長期依存により、本来の筋力や関節機能の発達が阻害される恐れもあります。

手術

手術のリスクや回復期間の長さがあるため、慎重な判断が必要です。成長期の子どもにとって、手術による身体的・精神的負担は非常に大きなものとなります。

オスグッド病を改善するために

まずはあなたのお子様のオスグッド病の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、オスグッド病の原因がどこにあるのかを探ります。

膝の痛みや筋緊張があっても、患部だけに注目するのではなく、関連する筋膜や股関節、骨盤の動き、さらには足首や背中の筋肉のアンバランスがないかをチェックしていきます。成長期特有の身体の変化も考慮し、お子様一人一人に最適なアプローチを提案いたします。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。お子様の身体に負担の少ないソフトな施術で、安全に改善へと導きます。

オスグッド病のQ＆A

オスグッドは自然に治りますか？

成長期に痛みが軽減するケースもありますが、適切な治療がない場合は痛みが続き、悪化することもあります。早めの対処が重要で、放置すると後遺症のリスクを高める可能性があります。当院では根本原因にアプローチし、自然治癒力を最大限に活かす治療を行っています。

オスグッドの人がやってはいけないことは？

無理な運動や痛みを我慢してのスポーツ継続は症状悪化の原因となるため避けてください。特にジャンプやランニングなど膝に大きな負担がかかる動作は控え、姿勢や運動方法の見直しが必要です。当院では日常生活での注意点も詳しく指導いたします。

オスグッドは完治しますか？

多くの場合、成長期が終わると症状は改善しますが、その間の適切な対処が完治には不可欠です。放置すると骨の変形や慢性的な痛みが残る可能性があるため、早期の専門的な治療を受けることが重要です。

どんな運動を控えればいいですか？

ジャンプやランニングなど膝に大きな負担がかかる運動は控え、患部の安静を優先してください。ただし完全な運動停止ではなく、痛みのない範囲での軽い運動は継続可能です。個々の状態に応じた運動指導も行っています。

病院は何科に行くべきですか？

整形外科の受診が一般的で、症状によってはリハビリ科やスポーツ整形も適しています。専門医への相談が安心ですが、当院でも適切な医療機関との連携を取りながら治療を進めることが可能です。

痛みが長引く場合どうすればいい？

症状が続く場合は早期に医師や治療家に相談し、適切な検査と治療を受けることが必要です。放置すると症状が慢性化し、改善に時間がかかる場合があります。当院では原因を徹底的に調べ、最適な治療プランを提案いたします。

サポーターは毎日つけるべき？

症状が強い時は負担軽減のために使用が推奨されますが、長期依存は避け、根本治療も並行してください。サポーターに頼りすぎると本来の筋力発達が妨げられる可能性があります。

手術はいつ考えるべき？

症状が重度で保存療法で改善しない場合、医師と十分相談し慎重に判断します。基本的に手術は最終手段であり、当院では手術を避けるための根本的な治療に重点を置いています。

ストレッチはどの程度したらいい？

痛みを感じない範囲でゆっくりと行い、無理な強度や反動をつけないことが重要です。個人の状態に応じた適切なストレッチ方法を指導し、安全で効果的な方法をお伝えします。

オスグッドの再発を防ぐ方法は？

適切な休息と筋肉の柔軟性維持、スポーツ時の正しい姿勢や動作の習得が大切です。定期的なケアを続けることで再発を防ぎ、お子様が安心してスポーツに取り組める身体づくりをサポートします。

オスグッド病で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体とオスグッド病は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

オスグッド病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お子様の将来のスポーツ活動のためにも、一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。