O脚

O脚とは

O脚とは、両足をそろえてまっすぐに立った際に、膝の内側同士がくっつかず、脚全体がアルファベットの「O」の字のような形になる状態のことです。正式には「内反膝」と呼ばれます。

左右の内くるぶしをくっつけて立ったときに膝の内側に隙間ができてしまう状態を指し、隙間の大きさによって軽度から重度まで分類されます。指1本分以下なら正常、指1～2本分なら軽度、指2～3本分なら中度、指3本以上なら重度とされています。

O脚を放置すると、まず変形性膝関節症を発症するリスクが高まります。膝関節の軟骨がすり減り、膝関節の内側に痛みが生じたり歩行障害を引き起こす可能性があります。また、骨盤が後方に傾くことで腰痛を発症しやすくなり、脚の外側に重心がかかることで身体が疲れやすくなります。

血液やリンパの流れが悪くなることでむくみや冷えが起こりやすくなり、下半身が太って見えるという美容面での問題も生じます。最悪の場合、足底筋膜炎や外反母趾などの変形が生じ、最終的に手術的治療でしか矯正できない状態になることもあります。

リラクゼーション的なマッサージではO脚が根本的に改善することは難しく、繰り返す不調や慢性的にO脚の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

O脚の原因

開院以来、当院にはO脚でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、O脚の原因はひとつではないということです。

O脚の原因として次のものが挙げられます。

O脚は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、骨格のバランスが崩れることで筋肉や関節への負担が増加し、さらなる変形を促進する悪循環が生まれます。それは人によって違い、単にマッサージをしたり装具を着用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。O脚でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

O脚への対応として、次のようなものが一般的です。

運動療法

継続的な運動が必要で、負荷を最適に保つためには専門家との根気よい取り組みが必要です。間違った動きは症状を悪化させる可能性があります。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬の効果が切れると症状が再発します。長期使用による副作用のリスクもあります。

装具療法・リハビリテーション

装着時のみの効果で根本改善には至らず、長期使用により筋力低下を招く可能性があります。効果が出るまでに時間がかかり、通院の負担や費用がかかります。

手術的治療

身体への負担が大きく、合併症のリスクがあります。術後のリハビリ期間が長く、完全な回復の保証はありません。

O脚を改善するために

まずはあなたのO脚の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、O脚の原因がどこにあるのかを探ります。

脚の筋肉や股関節の動きが悪くても、患部だけに注目するのではなく、関連する筋膜や骨盤の動き、さらには背中や足首の筋肉のアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、脚の変形の原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で症状が軽減するのかを確認し、今ある変形の原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

O脚のQ＆A

O脚は自然に治りますか？

大人になってからのO脚は自然治癒は期待できません。適切な治療やケアにより改善を目指すことが重要で、早期の対処が効果的です。

O脚の人がやってはいけないことは？

脚を組む癖、内股やガニ股歩き、長時間同じ姿勢でいることは避けるべきです。合わない靴の着用も症状を悪化させる可能性があります。

軽度のO脚でも将来的に悪化しますか？

放置すると筋力低下や加齢により徐々に進行する可能性が高いです。早めの対策により進行を防ぐことが大切です。

O脚は遺伝するのでしょうか？

骨格の特徴は遺伝する場合がありますが、多くは生活習慣や姿勢が原因です。遺伝的要因があっても適切なケアで予防・改善が可能です。

どの程度の隙間から治療が必要ですか？

指2本分以上の隙間があれば中度以上とされ、治療を検討すべきです。軽度でも将来的な悪化防止のため早期対策が推奨されます。

O脚改善にマッサージは効果がありますか？

筋肉の緊張緩和により一時的な改善は期待できますが、根本的な骨格矯正には限界があります。他の治療法と併用することが効果的です。

インソールやサポーターは本当に効果がありますか？

一時的な症状緩和は期待できますが、根本改善には至りません。使用に依存せず、筋力強化や姿勢改善も並行して行うことが重要です。

O脚が原因で他の部位も痛くなりますか？

腰痛、股関節痛、足底筋膜炎など様々な症状を引き起こす可能性があります。全身のバランスが崩れるため、他部位への影響は十分考えられます。

何歳頃からO脚の治療を始めるべきですか？

症状に気づいた時点で始めるのがベストです。年齢が若いほど改善しやすく、高齢になると進行を止めることが主目標となります。

手術以外で根本的に改善する方法はありますか？

筋力強化、姿勢改善、歩行指導、専門的な手技療法を組み合わせることで根本的な改善が期待できます。継続的な取り組みが必要ですが、手術を避けて改善する可能性は十分あります。

O脚で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体とO脚は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

O脚は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。