更年期障害

更年期障害とは

更年期障害とは、閉経前後の約10年間に起こる心身の不調のことです。女性ホルモンの急激な減少により、ホットフラッシュ（のぼせ・ほてり・発汗）、イライラ、不安感、不眠、動悸、肩こり、頭痛などの多様な症状が現れます。

これらの症状が日常生活に支障をきたす状態を更年期障害と呼びます。症状の程度や種類は人それぞれで、ほとんど症状を感じない人もいれば、複数の症状に悩まされる人もいます。

更年期障害を適切に治療せず放置すると、症状が10年以上継続するケースが約30%に上ります。特にホットフラッシュや発汗などの血管運動神経症状は、放置により症状が固定化しやすい傾向があります。

症状の長期化により身体的・精神的ストレスが蓄積し、免疫機能の低下や慢性炎症状態が続きます。これにより感染症にかかりやすくなったり、関節痛や筋肉痛などの新たな症状が出現する場合があります。

また、症状への不安や恐怖感が強くなると、軽微な体調変化にも敏感に反応し、日常生活における不安が増大する悪循環に陥る可能性があります。

更年期障害の原因

開院以来、当院には更年期障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、更年期障害の原因はひとつではないということです。

更年期障害の原因として次のものが挙げられます。

更年期障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記のように複数の原因が引き金となり、脳の視床下部の機能混乱や自律神経のバランスの乱れなどが発生し、更年期障害が発症します。それは人によって違い、単にホルモンを補充したり心理的なケアをするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには総合的な検査と評価が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。更年期障害でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

更年期障害への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

長期使用による血栓症や乳がんのリスクが指摘されており、定期的な検査が必要です。また、不正出血や乳房の張りなどの副作用が現れる場合があります。

漢方薬治療

効果を実感するまでに時間がかかることが多く、体質に合わない場合は症状が改善されません。また、他の薬剤との相互作用に注意が必要です。

向精神薬・抗うつ薬

眠気、めまい、口の渇きなどの副作用があり、薬に依存してしまう可能性があります。また、薬を止める際に離脱症状が現れることがあります。

生活習慣の改善指導

継続的な取り組みが必要で、忙しい現代女性にとって実践が困難な場合が多いです。また、具体的な指導内容が曖昧で効果を実感しにくいことがあります。

更年期障害を改善するために

当院では更年期障害の根本的な改善を目指し、物理学理論と筋膜理論を軸にした独自の評価法と治療法を確立しています。症状の表面的な対処ではなく、自律神経の働きを整え、身体全体のバランスを調整することで更年期症状の軽減を図ります。

ホルモンの変化だけではなく、筋膜の緊張や関節の可動域制限、姿勢の歪みなど、様々な要因が相互に影響し合って更年期障害を引き起こしています。当院では5種類の独自検査により、あなたの症状の本当の原因を特定し、最適な治療プランをご提案します。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院は日本における一般的な整体院や接骨院とは少し異なります。5種類の独自検査と今までの生活習慣などで不調の原因を突き止め、類似症状の豊富な改善事例を比較分析し、最短で改善するための根拠を分かりやすく説明します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

更年期障害のQ＆A

更年期障害は自然に治りますか？

個人差がありますが、多くの場合は閉経後2-3年で症状が軽減されます。ただし適切な治療を行わないと10年以上症状が続くケースもあるため、早めの対処が重要です。

更年期障害の人がやってはいけないことは？

過度なダイエットや激しい運動、アルコールの多量摂取は避けましょう。また、ストレスを溜め込んだり、症状を我慢し続けることも悪化の原因となります。

更年期症状と更年期障害の違いは何ですか？

更年期に現れる様々な不調を更年期症状と呼び、その中でも日常生活に支障をきたすほど重い状態を更年期障害と定義しています。症状の程度によって区別されます。

何歳頃から更年期障害の症状が始まりますか？

一般的には45歳頃から症状が現れ始めることが多いですが、個人差があり40代前半から症状を感じる人もいます。月経周期の変化が一つの目安となります。

更年期障害は完治するのでしょうか？

完治という概念よりも、症状が軽減し日常生活に支障がない状態になることを目標とします。適切な治療により多くの方が症状の改善を実感されています。

ホルモン検査で更年期障害は分かりますか？

ホルモン値の測定は診断の参考になりますが、症状の程度や他の疾患との鑑別も含めた総合的な判断が必要です。検査だけでは確定診断できません。

更年期障害に効果的な食べ物はありますか？

大豆イソフラボンを含む納豆や豆乳などの大豆製品、カルシウムを多く含む食品、バランスの取れた栄養摂取が症状緩和に役立つとされています。

男性にも更年期障害はあるのですか？

男性ホルモンの減少により男性にも更年期様症状が現れることがありますが、女性に比べて症状は緩やかで個人差が大きいとされています。

更年期障害の症状はどのくらい続きますか？

平均的には2-5年程度で症状が軽減することが多いですが、治療を行わない場合は10年以上継続するケースもあります。早期治療により期間の短縮が期待できます。

他の病気と更年期障害を見分ける方法は？

甲状腺疾患、心疾患、うつ病など似た症状を示す病気があるため、専門医による詳しい検査と診察を受けて他の疾患を除外することが重要です。

更年期障害で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では一人一人の症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供し、自然な形で更年期を乗り越えられるようサポートいたします。更年期障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。つらい症状を一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。