頚肩腕症候群

頚肩腕症候群とは

頚肩腕症候群とは、首から肩、腕にかけて痛みやしびれ、こりやだるさなどの不快な症状が広範囲に現れる状態です。単なる肩こりとは異なり、神経症状を伴うことが特徴的で、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。明確な原因が特定できない場合も多く、症状の総称として使われる診断名です。

厚生労働省の平成16年国民生活基礎調査によると、肩こりなど頚肩腕症候群に類する症状を自覚している人は人口千人あたり男性約60人、女性約130人となっています。特に女性に多く、年齢が上がるほど割合が増加する傾向があります。これは日本全国で数百万人規模の患者が存在することを示しています。

放置すると症状は慢性化し、痛みやしびれが強くなり、腕を上げる動作や物を持ち上げる動作が困難になります。睡眠の質が低下し、慢性的な疲労感や集中力低下を招きます。

さらに進行すると、自律神経の乱れから頭痛やめまい、吐き気などの症状が出現し、最悪の場合、神経障害が固定化して生活の質が著しく低下します。

リラクゼーション的なマッサージでは頚肩腕症候群が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に頚肩腕症候群の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

頚肩腕症候群の原因

開院以来、当院には頚肩腕症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、頚肩腕症候群の原因はひとつではないということです。

頚肩腕症候群の原因として次のものが挙げられます。

頚肩腕症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

これらの複数の原因が引き金となり、頚椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膜の緊張などが発生し、頚肩腕症候群が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。頚肩腕症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頚肩腕症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

副作用や長期使用のリスクがあり、腎機能障害や肝機能障害がある場合は使用できません。

リハビリテーション

継続的な取り組みが必要で、効果が出るまで時間がかかり、患者の意欲と根気が重要です。

ブロック療法

注射による痛みや感染リスクがあり、一時的な効果にとどまる場合もあります。

徒手療法

施術者の技術によって効果に差があり、場合によっては症状悪化の可能性もあります。

頚肩腕症候群を改善するために

当院では、痛みのある部分だけでなく身体全体のバランスを重視し、独自の物理学理論と筋膜理論による検査から原因を特定します。患者さん一人ひとりに合わせた施術計画を立て、負担の少ない無痛の施術で根本から症状を改善へ導きます。

痛みの原因を詳しく説明しながら、日常生活での注意点やセルフケアも指導することで再発防止に努めています。薬や注射に頼らずに改善したい方、手術を避けたい方にも最適な治療法です。

当院の特徴

院長は高山市出身で、学生時代にスポーツによる腰痛を克服した経験から治療家を志し、30年以上の臨床実績があります。最新の物理学理論と筋膜理論を融合し、5種類の独自検査で「原因」を明確に特定します。

院長自らが一貫して施術を担当し、痛みの再発を防ぐ根本治療を提供します。飛騨高山の地域だけでなく、50キロ以上遠方からも多くの患者さまが通院し、安心安全なソフトな施術でしっかりと改善を実感いただいています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

頚肩腕症候群のQ＆A

頚肩腕症候群は自然に治りますか？

放置していても自然治癒は難しく、むしろ悪化することが多いため、早期に適切な治療を受けることが重要です。

頚肩腕症候群の人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けることは避け、こまめに休憩を取りストレッチを心がけましょう。

治療はどの科に行けばいいの？

まずは整形外科を受診し、症状の詳しい検査を受けた上で、適切な専門医に紹介してもらいましょう。

痛みがずっと続くのは普通ですか？

長期間続く場合は慢性化の可能性があり、専門医による詳しい診察と治療が必要です。

仕事に支障が出たらどうすればいい？

職場に症状を正しく伝え、無理をせず治療と適切な休養を優先することが大切です。

手術は絶対に避けるべきですか？

症状の程度によりますが、多くの場合は保存的治療により改善が期待できます。

漢方は効果がありますか？

漢方薬は補助的な治療として効果的ですが、症状に合わせて医師と相談して使用しましょう。

なぜ夜に痛みやしびれが増すの？

血行不良や神経の圧迫が夜間に悪化しやすく、また日中の疲労が蓄積されるためです。

ストレスは症状に影響しますか？

ストレスは血行や自律神経に大きく影響し、筋肉の緊張を高めて症状悪化の一因となります。

日常生活で気をつけることは？

正しい姿勢を保ち、適度な運動を心がけ、十分な休息を取ることが症状改善につながります。

頚肩腕症候群で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体と頚肩腕症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

頚肩腕症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。