五十肩

五十肩とは

五十肩とは、肩の関節周囲に炎症が起きることで、腕を動かすと強い痛みが生じたり、肩の動きが制限されたりする状態を指します。一般的には40代以降に多くみられ、特に50代で発症することが多いため「五十肩」と呼ばれています。正式には「肩関節周囲炎」とも呼ばれます。

肩は体の中で最も大きく動く関節で、前後左右に360度動くという特徴があります。このため、骨どうしの接触は少なく、多くの筋肉や腱（筋肉の先の細いすじ状の部分）が支えています。

これらの組織に長年の使用で「ゆるみ」や「いたみ」が生じ、筋肉や腱どうしがこすれたり、骨や関節と擦れ合ったりして炎症を起こします。

五十肩を放置すると、痛みが持続・悪化するだけでなく、肩の可動域が徐々に制限され、日常生活の動作が困難になります。筋力も低下し、長期的な機能障害を引き起こす可能性があります。

重症の場合、適切な治療なしでは最低でも1年半は痛みが続き、7年後にも3割の患者に症状が残るという報告もあります。また、姿勢の悪化や他の関節への負担増加により、首や背中の痛みなど二次的な問題も発生することがあります。

リラクゼーション的なマッサージでは五十肩が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に五十肩の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

五十肩の原因

開院以来、当院には五十肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、五十肩の原因はひとつではないということです。

五十肩の原因として次のものが挙げられます。

五十肩は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、頚部や肩関節周辺の筋肉、時には肩部から離れた腹部周辺の筋肉の機能低下により胸椎や肩関節の可動域低下を引き起こし、各部に血流障害や炎症により負担がかかり五十肩のような症状になります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。五十肩は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

五十肩への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

運動療法・生活改善指導

無理に運動することでかえって五十肩の症状が強まることもあり、継続が難しい部分があります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

生活改善も根気よく継続できる人はごくわずかであり、万人向けの対処法とは言えません。

五十肩を改善するために

まずはあなたの五十肩の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、今現在痛みのある五十肩の原因がどこにあるのかを探ります。

肩部の筋緊張や関節の動きが悪くても、肩関節だけに注目するのではなく、関連する筋膜や頚部、肩甲骨の動き、さらには背中や腹部の筋肉のアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で五十肩が改善する理由

五十肩の改善には現在の身体全体の状態を把握することが最も重要です。外力で負傷した以外の痛みは日常生活動作の動きで作られているからです。身体を構成している骨、筋肉はほぼ左右対称のため、使えている筋肉、使えていない筋肉の差をなくすことで痛みの改善につながります。

当院では身体の変化や波を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

身体のバランスの見極めをすることで治療箇所を明確にし、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。五十肩の治療は専門家である当院にお任せください。

五十肩のQ＆A

五十肩は自然に治るのでしょうか？

多くの場合、1～2年で自然に改善しますが、放置すると可動域の制限が残ることもあるため、早期の治療が重要です。

五十肩の人がやってはいけないことは何ですか？

痛みが強い時期に無理に肩を動かすと悪化することがあります。自己流のストレッチや過度な運動は避けましょう。

五十肩と肩こりの違いは何ですか？

肩こりは筋肉のこわばりによる不快感ですが、五十肩は関節周囲の炎症で、腕の動きが大きく制限されるのが特徴です。

片方の肩が治っても、もう一方も発症しますか？

片側が治った後、もう一方に発症することもありますが、両肩が同時に痛むことはまれです。

痛み止めや湿布は効果がありますか？

一時的な痛みの緩和には役立ちますが、根本的な改善にはしっかりとした専門家の治療や運動療法が必要です。

五十肩で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体と五十肩は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

五十肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。