ジャンパー膝

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝とは、膝のお皿と脛の骨をつなぐ膝蓋腱という部分に炎症が起きる状態です。正式には膝蓋腱炎と呼ばれ、バスケットボールやバレーボールなど跳躍を多用するスポーツ選手に多く見られます。

繰り返しのジャンプ動作や着地の衝撃によって膝蓋腱に過度な負担がかかることで発症し、10代から20代の男性アスリートに特に多い症状です。運動後から運動中、さらには日常動作でも痛みを感じるようになる進行性の疾患として知られています。

ジャンパー膝を放置すると、まず痛みが慢性化し日常生活に深刻な支障をきたします。初期は運動後のみの痛みだったものが、やがて運動中や安静時にも激しく痛むようになるのです。

さらに進行すると膝蓋腱に損傷が蓄積し、最悪の場合は腱の部分断裂や完全断裂に至る可能性があります。痛みをかばって不自然な動きを続けることで、腰や足首など他の部位にも負担がかかり新たな障害を引き起こします。競技を続けることが困難になり、将来的にスポーツから完全に離脱せざるを得ない状況に陥ることもあるのです。

リラクゼーション的なマッサージではジャンパー膝が根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的にジャンパー膝の自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

ジャンパー膝の原因

開院以来、当院にはジャンパー膝でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ジャンパー膝の原因はひとつではないということです。

ジャンパー膝の原因として次のものが挙げられます。

ジャンパー膝は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記のように複数の原因が引き金となり、膝蓋腱の微細損傷や炎症、周辺筋肉の緊張や関節可動域の制限などが発生し、ジャンパー膝が発症します。それは人によって違い、単に患部を冷やしたり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには詳細な検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ジャンパー膝は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ジャンパー膝への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

長期間の安静により筋力低下や関節可動域の制限が生じる可能性があり、復帰に時間がかかることがあります。

物理療法

効果の実感までに時間がかかり、通院回数が多くなるため継続が困難な場合があります。

運動療法

適切な負荷設定が困難で、やり方を間違えると症状を悪化させるリスクがあります。専門家の指導が必須のため費用と時間がかかります。

注射療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な解決には至らない場合があります。繰り返しの注射による副作用も懸念されます。

手術療法

入院や長期のリハビリが必要で、完全回復の保証がなく手術後の違和感が残る可能性があります。

ジャンパー膝を改善するために

まずはあなたのジャンパー膝の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、ジャンパー膝の原因がどこにあるのかを探ります。

膝蓋腱の炎症や周辺筋肉の緊張だけに注目するのではなく、関連する筋膜や股関節、骨盤の動き、さらには足首や体幹部のアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ジャンパー膝のQ＆A

ジャンパー膝は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により改善することもありますが、多くの場合は専門的な治療が必要です。放置すると慢性化するリスクが高いため早期の対応が重要になります。

ジャンパー膝の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのジャンプ動作継続、患部への強いマッサージ、急激な運動強度の増加は避けるべきです。炎症を悪化させる可能性があります。

痛み止めを飲み続けても大丈夫ですか？

一時的な使用は問題ありませんが、長期服用は胃腸障害などの副作用リスクがあります。根本的な治療と併用することが大切です。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度により異なりますが、軽度で2～4週間、重度では数ヶ月を要することもあります。適切な治療により回復期間は短縮できます。

競技復帰はいつ頃可能になりますか？

痛みが完全に消失し、筋力や柔軟性が回復してからの段階的復帰が重要です。急激な復帰は再発リスクを高めるため慎重な判断が必要です。

ジャンパー膝と成長痛の違いは何ですか？

ジャンパー膝は膝蓋腱の炎症、成長痛は骨の成長に伴う痛みです。痛みの場所や性質、年齢などで区別でき、適切な診断が重要です。

温めるのと冷やすのはどちらが良いですか？

急性期の炎症がある時は冷やし、慢性期や筋肉の緊張緩和には温めることが効果的です。症状に応じた使い分けが必要です。

サポーターやテーピングは効果がありますか？

適切に使用すれば膝蓋腱への負担軽減に効果があります。しかし根本的な治療ではないため、他の治療法との併用が重要です。

他のスポーツに変更した方が良いですか？

必ずしもスポーツを変更する必要はありません。適切な治療とフォーム改善により、同じスポーツを続けられることが多いです。

手術以外の治療法はありますか？

保存療法、物理療法、運動療法など多くの選択肢があります。近年では再生医療なども発展しており、手術以外の治療選択肢は豊富です。

ジャンパー膝で悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体とジャンパー膝は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ジャンパー膝は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。