踵の痛み

踵の痛みとは

踵の痛みとは、足のかかと部分に生じる痛みや不快感の総称です。足の裏側のかかと付近、アキレス腱の付け根周辺、かかとの骨の部分などに現れる痛みを指します。歩行時や立ち上がり時に特に強く感じることが多く、安静時には軽減する傾向があります。最も多い原因は足底腱膜という足の裏を支える組織の炎症で、これを足底腱膜炎と呼びます。

踵の痛みの中で最も多い足底腱膜炎について、正確な全国統計は限られていますが、中高年の約10-15%が何らかの足の痛みを経験しており、その中で踵の痛みは非常に頻度の高い症状とされています。慢性痛に関する厚生労働省の調査では、痛みによって休職等をした人が全体の14.3%に上ることが報告されています。

踵の痛みを放置すると、痛みをかばって歩くことで膝や腰に負担がかかり、新たな痛みが発生する可能性があります。歩行量の減少により筋力低下や体力の衰えが進行し、日常生活や仕事の効率が大幅に低下します。

長期的には足底腱膜の慢性的な変性により治療が困難になり、運動不足による生活習慣病のリスクが増加します。痛みによる睡眠障害からうつ症状や認知機能の低下を招く場合もあり、最悪の場合、歩行困難となり要介護状態に至る可能性があります。

リラクゼーション的なマッサージでは踵の痛みが根本的に改善することは難しく、繰り返す痛みや慢性的に踵の痛みの自覚症状がある場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

踵の痛みの原因

開院以来、当院には踵の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、踵の痛みの原因はひとつではないということです。

踵の痛みの原因として次のものが挙げられます。

踵の痛みは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記のように複数の原因が引き金となり、足の裏を支える足底腱膜に繰り返し負荷がかかることで、小さな損傷が蓄積し炎症を引き起こします。筋肉や腱の柔軟性が低下すると、歩行時に足底腱膜への負担が増加し、体重の増加により足にかかる負荷が大きくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。踵の痛みは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

踵の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法・ステロイド注射

長期使用により胃腸障害や腎機能への影響が懸念され、根本的な改善には至らない場合が多くあります。ステロイド注射は一時的な効果しか得られず、繰り返し注射することで腱の強度低下や脂肪組織の萎縮を引き起こすリスクがあります。

物理療法・装具療法・リハビリテーション

効果が限定的で、継続的な通院が必要となり時間的・経済的負担が大きくなります。また、装具に依存してしまい、根本的な身体機能の改善には繋がりにくく、専門家の指導なしでは適切な方法を継続することが困難です。

踵の痛みを改善するために

まずはあなたの踵の痛みの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は常に身体全体を俯瞰し、踵の痛みの原因がどこにあるのかを探ります。

足底腱膜の炎症や足首の動きが悪くても、患部だけに注目するのではなく、関連する筋膜や股関節、骨盤の動き、さらにはふくらはぎや足のアーチのアンバランスがないかをチェックしていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

立位で三つの軸周りのクセをチェックして、痛みの原因となる筋肉や傾きを確認していきます。どの姿勢で痛みが軽減するのかを確認し、今ある痛みの原因を確定していくことで治療箇所を決めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

踵の痛みのQ＆A

踵の痛みは自然に治りますか？

軽度の場合は安静により自然治癒することもありますが、慢性化すると治療が必要です。早期の適切な対処により改善期間を短縮できます。当院では重心軸の調整と筋膜へのアプローチにより、多くの方が歩行時の痛みから解放されています。

踵の痛みがある人がやってはいけないことは？

硬い地面での激しい運動、クッション性の低い靴での長時間歩行、痛みを我慢しての無理な活動は避けるべきです。特に朝一番の歩行は足底腱膜が硬い状態なので、軽いストレッチを行ってからゆっくりと動き始めることが大切です。

足底腱膜炎とアキレス腱炎の違いは何ですか？

足底腱膜炎は足の裏側の痛み、アキレス腱炎はかかと後方の痛みが特徴で、痛む部位と原因となる組織が異なります。当院では触診と動作確認により、どの組織に問題があるかを正確に判断し、それぞれに適した治療法を選択します。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度により異なりますが、適切な治療により数週間から数ヶ月で改善が期待できます。早期治療ほど回復が早くなります。当院では初回治療後から歩行時の痛みが軽減される方も多く、継続的な治療により根本改善を目指します。

運動やスポーツはいつから再開できますか？

痛みが軽減し、日常歩行に支障がなくなってから段階的に運動強度を上げていきます。完全復帰まで数ヶ月要することもあります。当院では個々の回復状況に応じて、適切な運動再開のタイミングと方法をアドバイスいたします。

マッサージや整体は効果がありますか？

足底腱膜や周囲筋肉の柔軟性改善に効果的ですが、根本原因への対処も同時に行うことが重要です。当院では単なる筋肉のほぐしではなく、身体全体のバランスを整えることで、痛みの根本原因にアプローチします。

靴選びで気をつけることはありますか？

適度なクッション性があり、足のアーチをサポートする機能を持つ靴を選ぶことが大切です。サイズの適合も重要で、特にかかと部分のフィット感を確認してください。当院では足の状態に合わせた靴選びのアドバイスも行っています。

仕事で長時間立っていても大丈夫ですか？

症状が改善するまでは適度な休憩を取り、クッション性のあるマットの使用や靴の工夫により負担を軽減することが必要です。当院では職業に応じた具体的な対処法をお伝えし、仕事と治療を両立できるようサポートします。

手術が必要になるケースはありますか？

保存的治療で改善しない重症例では手術適応となることがありますが、多くの症例で保存的治療により改善が期待できます。当院では手術を避けたい方に対して、できる限り自然治癒力を高める治療法を提供しています。

再発を防ぐためにできることはありますか？

適切な靴の選択、定期的なストレッチ、体重管理、運動量の調整により再発リスクを大幅に減らすことができます。当院では治療と並行して、日常生活での予防法についても詳しく指導いたします。

踵の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でバランス整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院のバランス整体と踵の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

踵の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。